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From the monthly archives: 9 2012

真夜中、まるで映画の効果音のような音で目が覚めた。甲高いブレーキ音、重苦しい爆発音、そして遠のくエンジンの音。目撃者である大家さんによれば、突然車が猛スピードでやってきて、道の途中で大回転し、3台の駐車された車にぶつかり、そのままアクセレートし、闇に消えて行ったそうだ。

衝突された3台のうち、もっともダメージのあった車は、近所に住むグレナダ(カリブ海の島)から来た家族のものだった。片側はすべてつぶれて、修理不可能。あて逃げだったため、保証も何もない。不幸にも完全なる破損だ。

しかし朝、外に出てみると、すでにその車の周りに人が集まっている。家族の友人、そして親戚が破損した車のパーツをリサイクルしているのである。タイヤ、ラジオ、電気機器、乗車席、乗車席のカバーといった、まだ使える部品を彼らは無償で友人や親族に提供している。面倒くさくて、そのまま破棄するというケースが多い近代社会だが、彼らはこの不幸事故を他者に貢献する機会としているのである。これこそ、ハイエナライフモーメントだ。

破損した車体とリサイクルの為にタイアを抜き取った後

©2013, Kunihiko Nakagawa
2002年制作
14分49秒

南フランス、ツールーズ近郊で羊の畜産家として働くミシェルとアリス夫妻のエピソードです。彼らはそれぞれ看護師、コープ職員として働いていましたが、出産をきっかけに子供といる時間を持ちたいという理由から、畜産家になりました。

「量産は品質と、価格を下げ、過重労働をもたらすだけ」という彼らの畜産方法は、羊を尊重したもので、約200頭の雌羊を放牧しながら、出産期から成長に合わせて世話をします。環境活動家でもある彼らは、荒れ地だった場所を放牧地として復活させ、自給という考えを元に購入を極力抑えて生活しています。そんな彼らの羊と共に生きる姿を2002年に中川邦彦が探った映像です。

制作者:
撮影、編集:中川邦彦
翻訳:中川伊希
字幕制作:池田卓